ACEいとうのギター談義

Ace Ito's Guitar preaching
 
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VOL3 ピッキングについて 投稿日:2008年 5月16日(金)22時47分16秒

さて今回はピッキングについて力説します。

ピッキングはギタリストの個性がはっきり出てその人なりのスタイルがありますね。
これっ!といった形式やきまりはなく千差万別、百人十色です。
右手にピックを持ち6本の弦を弾くわけですが、ピックの持ち方、形、位置、強さ、深さ、角度など
アプローチによってかなり変化するし、音楽ジャンルやギターサウンドによってもさまざまなようです。
そんなところで前回少しふれたスウィープピッキングについて語りましょう。

最近では全然珍しくなくなった
スウィープピッキングですが、
1番の魅力は音数の多さ、スピード。
なんと言っても音域の広さにあるのではないでしょうか?
複数の弦を上から下へ下から上へペラペラペラと同一方向に弾いていくわけですが、
当然左手の運指が重要になってきます。
一般的に多く弾かれているスタイルはイングヴェイ・Mが好んで弾くコード(和音)を分散して
一気に2オクターブもしくは3オクターブに渡り駆け上がったり下がったりするもので、
一見するとヴァイオリンかシンセサイザーで弾かれているように聞こえます。

しかしこれが実際弾いてみると大変困難です!
ギターという楽器は特性上、音域が広いフレーズを弾くにはもともと不向きな楽器で・・
この奏法も左手運指を押さえたままだと各弦が鳴りっ放しになり
ただの和音になってしまいます。そこでピックが当たった弦音のみを左手運指で調節して
鳴らしペラペラペラ♪パタパタパタ♪とメロディアスに奏でるわけです。
JAZZの世界では随分古くからあったようですが、
イングヴェイやギャンバレ先生のようにロック音楽の中で確立したのは、わずか20年ほど前なんですね。

いいかげん活字の能書きばかりなのでここらでACEいとうの演奏をお届けいたしましょう!
先に述べたフランクギャンバレのFrannkly Speakingという曲です。KISSトリビュートとは違う世界を
お見せできると思います。  ↓




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