ACEいとうのギター談義

Ace Ito's Guitar preaching
 
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VOL12 エースフレーリー その4 投稿日:2008年 8月22日(金)16時36分44秒


本家エースの魅力でしたね。進めます。

ギタープレー的にはブルーノート(ペンタトニック)スケールを基盤というかほぼ全部に渡り
使用しジミーペイジやJヘンドリックスの影響が強く感じられます。

歌中心の楽曲間奏部でソロを弾くわけですが、
これがシンプルに曲にマッチし歌同様ハミングで歌えてしまうのがひとつ特徴としてあります。

なんでも当時ソロを作る時エースはほとんどヒラメキで弾いていて、
レコーディングも1テイク目でOKっていう感じだったそうです。
4枚目のアルバムデストロイヤーではプロデューサーボブエズリンに、
エースのソロに対して細かい注文がつけられたようで、
自由度が奪われ前の3枚の演奏と何か様子が違います(事実何曲かでエースは弾いていません)

エースのギター最大の特徴といっても過言でないのが、ヴィブラート です!
自分も長くギター弾いていますがエースから一番影響を受けたのがこのヴィブラートです。
ロングトーンのあとにウィーンウィーンウィーン♪と波のように揺れる音で紙面ではうまく
表現できませんが北島三郎が♪与作〜〜〜〜♪っと声を揺らすあのこぶしです。

あまり知られていないようですがエースはヴィブラートの達人でその右に出る者はいないと!
自分は昔から主張しています。
77年に初来日したライブ映像を見ればわかりますが、
当時油の乗りきったエースの表現力豊かなヴィブラートを堪能することが出来ます。

といったところで次回その5でエースの談議は完結します。




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