ACEいとうのギター談義

Ace Ito's Guitar preaching
 
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VOL14 エディヴァンヘイレン その1 投稿日:2008年10月28日(火)19時11分36秒


今回から(今までもか?)
自分がロックギターに関わってからインスパイアされたギタリストを感想・意見を交えながら、
能書きを書いていきたいと思います。
興味があってもなくても目を通してもらえれば幸いです。

さてご存知ヴァンヘイレンのギタリストですが、自分が今更あれこれ説明するまでもないでしょう。
78年デビュー当時世界中のロックギタリストの度肝を抜いたことは、
あまりにも有名でそれまでの常識的なギター奏法とは、
全く別の次元で表現しスーパーギタリストの座を不動にしたのです。

彼が開発した特殊な奏法はたくさんありますが、
やはり一番有名なのはライトハンド奏法でしょう。
今では当たり前となった右手のタッピングですが、
その当時は映像資料などほとんどなく音だけ聞いていると、
まるでシンセサイザーかエコーマシンの効果にしか聞こえなかった記憶があります。

たしかギター雑誌のヤングギターだったかにバウワウの山本恭二氏が写真入りで紹介していて
ようやく理解したものです。
エディの奏法をひとつひとつ紹介していると本当に・・大変です。
ハーモニクス・トレモロアーミング・ワイドストレッチ・しまいには右手で弦を擦りイントロに
してしまうし・・特にファーストアルバムは全曲にわたりトリックプレイのオンパレードですが
細かくは専門サイトに任せることにしましょう。

もう一つ重要な要素があります。そうです!あのドライブギターサウンドです。
いま聞いても惚れ惚れする痛快なギターサウンドは、
ファーストアルバム
だけのもので、以降あの音はどのアルバムでも聞けません。
ひとつに当時エディーが使用していた機材にもありますが自分はそう思えません。
あの音はデビュー間もない若くエネルギッシュなエディーの手の音だと今でも思っています。
事実ライブ前にセッティングされたエディーのギターを他人が弾いても
同じ音が出ないというのは有名な話です。
こういうのは一流プレーヤーには共通していえることではないでしょうか?
そんなわけで次回へ続くとしましょう。




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