ACEいとうのギター談義

Ace Ito's Guitar preaching
 
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VOL6 ヴィニームーア その2 投稿日:2008年 6月 7日(土)15時41分3秒

前回の続きです。

コピーを始める上で結局全アルバムを入手して聞き込んだのですが、
80年代デビュー当時はかなりネオクラシカル色が強くやはりイングヴェイMの影響が随所に聞いて取れます。

イングヴェイ登場によりロックギター界に広まったハーモニックマイナースケール、
【短音階(ドレミ♭・・)のシがナチュラルしたスケール】を多用し全くの歌無しギターインストで構成されています。

もうひとつの特徴はディミニッシュスケール【短3度音階】を多用している点です。
このディミニッシュ、短3度なので1弦開放(E)→3フレット(G)→6F→9F→12F→・・
ようするに指板を3フレット刻みで単純に並んでいるのです。
なーんだ!単純じゃん!と思いきや・・
ギターは6本の弦があり、各弦の音程差は4度でチューニングされてるのになぜか2弦と3弦の間
だけ長3度なんです。1オクターブを12分割し・・これは鍵盤に置き換えると理解しやすいですが
・・難解なのでやめましょう。
ようするに運指が思いのほか複雑だということです。

なかなか本人の映像がないのですが20年程前の自身のレッスンビデオ映像です。
アドリブのようですが他のギタリストと違い勢いでガーー!っと弾ききるのではなく
どんなに速いフレーズでも音粒が揃っていてミストーンが1音も無いのには驚かされます。



そんなことで次回ももう少しヴィニー先生について力説です。



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